精神医学用語一覧

精神医学用語集

あ行

アカシジア

 抗精神病薬の副作用として出現する症状のひとつで、身体全体が動く、落ち着かない、そわそわする、じっとしていられない、立ったり座ったりする、足をばたばたさせる、足がむずむずする、といった症状のこと。抗精神病薬を減量ないし中止したりすると軽快、改善。急性期にみられる一過性の症状ですが、ときに抗精神病薬を長期に連続して使用すると出現し、持続してみられることがあります。治りにくい症状です。

悪夢障害

 生命を脅かすような非常に恐ろしい夢をみて、覚醒時に強い不安を抱き、覚醒後意識は明瞭であるものの、その夢の体験、または目覚めによる不安が続き、その後に著しい苦痛を残し、それによって社会的、職業的な機能の障害をもたらす状態。

アスペルガー障害

 アスペルガー症候群ともいいます。幼児期、小児期、青年期に初めて診断される広汎性発達障害の一つで、幼児期よりみられる対人的反応の障害と活動・興味における常同性が特徴。一方、言語機能や認知の発達や自己管理能力には異常を認めません。

対人的反応の障害としては、目と目で見つめあうことができない、顔の表情や体の姿勢や身振りなどを使った人間関係ができない、同じ年代の子供たちとの仲間関係をつくることができない、楽しみや興味をほかの子供たちと分かち合おうと努力しないことなどが特徴。

また、常同性としては、ある限定された活動や行動や興味に対して異常なほど集中する、特定の習慣や儀式にかたくなにこだわる、手や指をぱたぱたさせたり、ねじまげたりするような反復的、異様な行動を行う、などがしばしばみられます。

アルコール精神病性障害

 アルコールの大量、持続的・長期間の摂取によって、幻覚や妄想が出現する状態。

アンヘドニア

 テレビや本を読んでも楽しくない、楽しいとか嬉しいという感情がなくなった、何をやってもつまらないなど、通常では喜びや優しさ、楽しさを感じるはずの事柄にであっても快楽の感情がなくなったという現象。うつ病の重要な症状のひとつ。統合失調症の陰性症状としても出現する。

域外幻覚

 自分の知覚できる範囲外に生じる幻覚。自分の視野外の、たとえば、自分の後ろに人物がみえるという幻視などがこれにあてはまります。

異食(症)

 食物ではない物品(石鹸・シーツ・衣類・ごみ・土・大便)、などを食べようとする状態のこと。

易刺激性

 いらいらして、怒り易い状態のこと。

意欲障害

何かをやりたいという気持ちとしての意志や発動性、食欲や性欲のような生理的な欲動、社会的な面での欲望などが障害されている状態。意欲障害には、①意欲増進(意志や発動性が亢進し、いろいろなことをやりたい、活動したいという気持ちが高まる)、②意欲減退(何かをする意志もわかず、何かをやりだそうとする発動性も出ず、起きても迷いが生じ、行動も起こさずにただ無為に過ごす状態。自発性低下、精神運動制止、無為・自閉、活動性低下、発動性低下、無気力などと表現)、③意欲錯誤(ふたつのあいはんする欲動が同時に生じるために何をすればよいのか迷って結局は何もできなくなる。)

医療保護入院

 診察の結果、医療保護のために入院が必要であると認められた場合で、保護者の同意(本人の同意は不要)を得て入院させる形態のこと。

陰性症状

 統合失調症の症状で、もともと存在していた種々の精神機能が欠落・消失した現象のことをいいます。感情鈍麻、意欲低下、思考の貧弱といわれる現象がこれにあたります。陰性症状は慢性期に持続してみられ、改善しづらいという特徴をもつ。

うつ状態

 抑うつ状態、抑うつ気分ともいわれ、正常の人でもしばしば体験される状態。病的なうつ状態の場合、それをうつ病エピソードといいます。

うつ病

 うつ病は、症状の内容、その数、日常的な生活場面における重症度などの複合的な判断で、軽症うつ病、中等症うつ病、重症うつ病などに分けられる。

うつ病エピソード

 気分や感情が沈んで落ち込んだうつ気分に種々の精神・身体症状が加わった状態。ICD-10の診断基準では、うつ気分、興味と喜びの喪失、易疲労性が典型的な中心症状で、それ以外にも、①集中力と注意力の減退、②自己評価と自信の低下、③罪責感と無価値観、④将来への悲観的な見方、⑤自傷、あるいは自殺の観念や行動、⑥睡眠障害、⑦食欲不振、⑧日内変動(午前中に打つ気分が強い)、⑨体重減少、⑩性欲減退、などがみられます。

応急入院

 診察の結果、ただちに入院させなければその人の医療・保護を図るうえで著しく支障をきたす場合、保護者の同意がなくても72時間を超えない限りにおいて入院させることができるという入院形態。

音楽幻聴

 実在しない音楽が聞こえてくるという現象。

か行

外傷後ストレス障害(PTSD)

 大きな苦悩を与えるような出来事(戦争、テロ、自身や津波、火災、交通事故や殺人などの現場の目撃、強姦)などを体験して生じる心的な反応のこと。トラウマとなった出来事から数週から数か月の潜伏期を経て発病するのが通常ですが、6か月を超えることはない。大多数は回復する。

外傷性精神病

 頭部外傷によって生じる精神病状態のこと。

加害恐怖

 自分が他人に危害を加えるのではないかと恐れている状態。一過性のものではなく、常にそのような恐怖に陥る状態のこと。気分障害や統合失調症でみられる。

過敏性腸症候群

 心理的な原因で、腹痛、腹部膨満感、下痢や便秘の便通障害、残便感、便意亢進感がみられ、さらに片頭痛、過敏性膀胱、自律神経症状、月経困難症、不安、抑うつ、焦燥感、睡眠障害などがあらわれます。

仮面うつ病

 身体症状が前景にあって、抑うつ症状が身体症状に覆われてはっきりしなくなる状態。身体症状としては、全身倦怠感、疲労感、めまい、動悸、発汗などの自律神経系の不定愁訴が主であることが多い。

関係妄想

実際には無関係であるのに、周りで生じているさまざまな出来事や周囲の人物が自分と関係がある行動をとっているなどと思いこむ妄想。統合失調症、気分障害にしばしばみられる妄想。

感情失禁

 些細な事で、すぐに涙ぐんだりする現象のこと。情動失禁ともいいます。その症状が目立つと病的となり、病的な場合、まったく無関係なことで泣いたりします。

感情鈍麻

 種々の状況下で、それに応じた喜怒哀楽の感情が適切に豊かに湧いてこず、そのために感情の表現や表出が乏しくなった状態のこと。

観念貧困

 思考の内容が乏しく、会話の話題も少なく、考えが1か所にとどまって進展せず、思考の流れが停滞していることが窺われる状態のこと。うつ病での思考制止として現れることが通常。

観念奔逸

 考えが次から次に現れ、試行が本来の筋道から外れ、飛躍し、話がまとまらず、試行の目的に達するのに時間がかかるという現象。支離滅裂と異なって、一つ一つの考えはまとまり、一つの考えからほかの考えに移るときには一応のつながりがありますが、そのつながりが飛躍して思考全体の筋道から逸脱してしまいます。躁病などでみられます。多弁となり、ごろ合わせ、駄洒落などが頻発されることがあります。

記憶幻覚

 偽記憶、追想幻覚ともいい、過去に体験していなかった出来事を実際にあったかのように追想すること。

気分循環症

 うつ気分や高揚感などの気分の不安定さが長期間続いている状態のことで、うつ病エピソード、躁病エピソードの診断基準を満たさないほどに軽度であることが前提。この状態から双極性障害に移行することがあります。

気分変調症

 うつ病性障害の診断基準を満たさない程度のうつ気分が慢性的、長期間続いている状態のことで、通常、自分で調子がよいちおう時期が数日か数週間はみられるものの、ほとんどの期間、うつ気分、疲労感を訴え、何事にも努力を要し、楽しい事は何もなく、考え込み、不平不満が多く、不全感があり、不眠などがみられます。

強迫観念

 いろいろな考えや観念、イメージ、また、何かの行為をしなければならないという衝動が、長い期間、繰り返し、頭に浮かんでくる状態。自分自身では、その様な状態はおかしい、ばかばかしい、不合理であると思っているにも関わらず、繰り返し心に浮かんでくる現象で、本人はそのために強い不安や苦痛を感じます。たとえば、いつも4とか13とかの数字が浮かんで来たり、死とは何かという考えがいつも頭に浮かんできたり、また、自分は殺人をするのではないか、電車から飛び降りてしまうのではないかという衝動に取りつかれたりします。

強迫行為

 みずからは不合理な行為と認めながら、手を洗う、ものをきちんと並べる、ガス栓を確認するなどの繰り返し行動を行わないと気が済まない。あるいは心の中で数を数える、何かの言葉を繰り返さないと不安であるという状態。手の汚れを心配して手を何回も洗ったりする洗浄脅迫など。

強迫性障害

 強迫観念か脅迫行為のどちらかがみられ、自分自身ではその観念や行為の繰り返しをおかしいことだと自覚し、脅迫観念や脅迫行為によって苦痛を感じ、その現象によって1日のなかで多くの時間が費やされるので日常生活や職業・学業などの社会的活動に支障をきたす状態をいいます。

緊急措置入院

 緊急に入院させないとその精神障害のために自身を傷付けるか他人を害するおそれが著しい場合、72時間を超えない範囲で、本人や家族の同意にかかわらず、都道府県知事、あるいは政令指定都市市長の命令により、法律で定められた病院に入院させることができるという制度。

空笑

 他からみて、理解のできないような理由も動機もはっきりしない空虚なひとり笑いのこと。幻覚や妄想に反応して生じることが多い。

軽症うつ病エピソード

 うつ病エピソードの軽い状態のこと。抑うつ気分、興味と喜びの喪失、易疲労性の基本的症状は存在するものの、集中力・注意力の減退などのその他の一般的症状は多くとも3つ以下で、日常の仕事や社会的活動は困難であってもひとまずは可能であるという状態のこと。

軽躁病

 躁病の程度が軽い状態のことで、持続的で軽度の気分高揚、気力と活動性の亢進、著しい健康感と心身の好調感、社交性の増大、多弁、過度ななれなれしさ、性的活力の亢進、睡眠欲求の減少がみられる。この様な状態が数日間は続きますが、そのために仕事が障害されたり、社会的に拒絶されたりするまでには至りません。

欠神発作

 小発作ともいいます。突然、それまで行っていた行動をやめ、うつろな表情となり、そのような意識消失発作が数秒から数十秒の短い間続くと、また急に回復してもとに戻り、それまで行っていた行動を続けるようになる状態を主症状としている発作のこと。

幻覚

 幻視、幻聴、幻嗅、幻触、幻味、体感幻覚などに分けられる。幻聴は統合失調症や脳器質性疾患で、幻味は気分障害でみられるという特異性があります。

現実検討能力

 自分の周りの社会や環境、自分のおかれた状況を客観的に正しく認識し、自己と他とを明確に区別でき、またそれにもとづいた行動を判断できるような能力。社会適応に困難をきたす。

誇大妄想

 自分が優れた人間であることを誇示する妄想。内容的には実際には絶対にありえないことが明らかな荒唐無稽、奇想天外なことが通常。統合失調症、躁病、パーソナリティ障害でよくみられる。

昏迷

 運動や外的刺激に対する正常の反応が著しく減退ないし喪失した状態。多くの場合、患者は、長時間、ほどんど動かないままに、寝ているか佇立しているかの状態で、自発的な発語、自発的な運動は完全に欠如します。統合失調症の緊張型に特徴的にみられるが、うつ病や躁病などの気分障害などでも現れます。

さ行

罪業妄想

 自分は罪を犯している、自分は刑を受けるべきだなど、自分を責め、非難し、罪の意識をもった妄想。老年期のうつ病にみられる妄想の代表的なもの。微小妄想の一つ。

させられ体験

 誰かにあやつられていると感じる現象。

残遺型統合失調症

 妄想型、破瓜型、緊張型の急性期を経て、慢性期に至り、長期間に及ぶ陰性症状の段階になった統合失調症の状態。少なくとも過去1年間は妄想や幻覚などの陽性症状が軽微であったことの条件をみたさなければならない。

思考可視

 自分の考えが文字として頭の中にみえてくるという幻視の一つ。統合失調症にみられることがあります。

思考化声

 自分が考えていることが考えるとほぼ同時に声になって聞こえてくるという現象。

思考察知

 自分の考えが、口に出していないのに他人にしられてしまうという体験。

思考吹入

 他人の考えが、自分の意志に関係なく、自分の考えの中に吹き込まれるという体験。

思考奪取

 自分の考えを自分で制御できず、他人によって自分の考えが奪われる、自分の考えが抜き取られる、自分の考えが盗まれるという表現で体験されるような状態。

思考伝播

 自分の考えが、口に出していないのに広く他人に伝わってしまうという体験。

自殺念慮

 生きていても意味がない、死んだ方がよいと漠然と考える状態から、実際に死ぬ方法を具体的に探し始め、場合によっては、死ぬための行動を開始しようとするまでの、種々の段階があります。

最初の、生きていてもしょうがない程度の漠然とした自殺念慮を希死念慮ということもあります。

うつ病、統合失調症等でみられる。

自閉

 現実の世界から離れて、自分の世界に閉じこもる状態のこと。統合失調症、統合失調型のパーソナリティ障害等にみられる。

社会的寛解

 社会生活をほぼ支障なく行うことができる状況になったことをいう。精神状態は寛解していなくても、社会的な観点からいえば寛解状態にあるという様な場合に使われる。

執着性格

 そううつ病やある種の神経症にみられる特有の病前性格のこと。仕事に熱中し、徹底的に完璧にしないと気がすまない、強い責任感がある、律儀、率直、正直であるなどの特徴。

衝動行為

 欲求が著しく、医師や理性の制御がきかず、突発的で熟慮や自制を欠く事。暴力行為、自傷・他害行為、犯罪、非行などとして現れます。

人格変化

 精神科の病気によって、人格に変化が生じた事。性格・行動の異常やそれに伴った情動の変化などが含まれ、人格変化が高度の場合、人格崩壊という言葉が用いられます。

心気妄想

 重篤で進行性の病気にかかっているのではないかということを妄想的に確信している状態。

神経性過食症

 多くは夜間にみられ、短時間内に大量の食べ物を無茶食いしたり、そのことを悔やみながらも無茶食いしたいという衝動を抑えることができない状態のこと。摂食障害の一つ。過食症者には、うつ病の合併が多く、自殺企図がみられたりします。また、アルコールや薬物依存、自傷行為、衝動行為、非行・犯罪などの異常行動を伴う事が多いといわれています。

睡眠関連食行動障害

 昼間は食行動に異常がみられないのに、夜間睡眠中に睡眠時遊行症(深い睡眠時に起きる異常現象で、突然、起立・歩行・着衣・話す・叫ぶなどの複雑な動作を行い、数分から数十分、その動作を継続して再び正常の睡眠に移行する状態のことで、覚醒後にはそのことを覚えていない。)になり、その間、激しい過食を呈する状態。

精神運動興奮

 精神的および行動的に興奮・高揚が共存した状態。気分は高まり、意欲は増し、多弁、多動、落ち着かず、抑制が欠け、怒りっぽく、感情不安定、ときには攻撃的、挑戦的になることがあります。

全般性不安障害

 特定の対象や状況に限定されずに現れる、全般的、また持続的な不安状態のこと。不安症状は他の不安障害と同様で、いらいら、動悸、めまい、発汗、ふるえ、緊張感、頭のふらつきなどがみられ、自分や家族が病気になるのではないか、事故にでもあうのではないかなど種々の心配事、不吉な予感などが訴えられます。環境における持続的なストレスと関連している。

せん妄

 意識狭窄・変容のひとつのタイプで、幻覚、錯覚、不安、興奮、失見当などが顕著にみられる状態のこと。幻覚としては幻視が特徴的。

躁状態

 爽快気分、躁気分。普段誰でも体験する気分・感情の変化で、気分が爽快、楽しい、ルンルン気分などのほかに、意欲や行動面、身体面でも、自信満々、おしゃべりになる、他人との付き合いも楽しい、じっとしているのがもったいないので動き回る、身体の疲れを感じることもないなどと述べるようになる。統合失調症でもみられることがある。

措置入院

 診察の結果、医療および保護のために入院させなければ、その精神障害のために自身を傷付け、他人に害を及ぼすおそれがあると認めたときに、その者を国などの設置した精神科病院か指定病院に入院させること。精神障害者本人やその家族の意向にかかわらず、あるいはその意向に逆らって、ある意味では国家の権力を持ってやむをえず入院させること。

た行

脱力発作

 てんかん発作のひとつで、意識が失われるとともに姿勢を保持するのに必要な躯幹・下肢・上肢の筋肉の脱力が生じ、立つことができず、転倒したり、手に持っている物を落としたりする発作のこと。

知的障害

 正常の人の平均IQを100として、軽度知的障害はIQ69~50、中等度は49~35、重度は34~20、最重度は20未満とされます。

徴候

 第三者が客観的に観察できる所見で、他覚的所見ともいいます。また、症状と徴候を合わせて、症候、複数の症候が集まった状態を症候群という。

適応障害

 生活上のストレスや生活の変化によって、種々の苦悩や情緒障害が現れ、社会的な機能と行為が障害される状態。

電気けいれん療法(ECT)

 頭部に100V以上の電流を数秒~十数秒間通電することによって、気分障害、統合失調症などにおけるうつ状態、昏迷、幻覚、妄想などの症状を改善させる治療法。

な行

任意入院

 本人の同意に基づいて入院すること。精神科医療においては、任意入院が原則。

認知障害

 外界からの情報を認識し、全体の枠組みの中ですべての情報を処理する能力を認知といい、その障害を認知障害、あるいは認知機能の障害といいます。統合失調症や気分障害などでみられる。

は行

破瓜型統合失調症

 感情、意欲、思考の障害が目立つタイプの統合失調症。気分は浅薄で場にそぐわず、ひとり笑いがあったり、しかめ顔、わざとらしさ、悪ふざけがみられたり、高慢な態度を示したりします。

孤立傾向がみられ、人との付き合いはなく、何もやる気はなくて、ただぼんやりと部屋に閉じこもり無為に一日を過ごしています。行動も思考もまとまらず、会話は一貫性がなく、とりとめのない話で終始します。

陰性症状といわれている感情の平板化、意欲の低下が目立つタイプ。

迫害妄想

 被害妄想のこと。自分は誰かに迫害されている。加害されている。生命や財産を狙われている等の妄想のこと。統合失調症の他、気分障害、種々の病気にみられます。

微小妄想

 自分の能力や状態、価値を低く、悪く判断する妄想のこと。健康であるのに病気にかかっていると思い込む心気妄想や疾病妄想、経済的に生活ができない、今にも破産してしまうと思い込む貧困妄想、自己を否定する否定妄想、重大な罪を犯したと思い込む罪業妄想などが微小妄想に相当。

非定型精神病

 統合失調感情障害、統合失調型障害に相当するとされている。

否定妄想

 自分の存在自体、あるいは自分の身体や臓器、自分が住んでいる世界全体を否認する妄想。

病識

 自分がどのような病気にかかっているのかを客観的に正しく判断できること。

病前性格

 病気になる以前からの性格特徴。

ま行

無為

 病的に意欲が低下、ないし喪失した状態のこと。何をするわけでもなく終日ぼんやりしている状態がそれに相当します。統合失調症や気分障害など、種々の精神の病気にみられる現象です。

妄想型統合失調症

 統合失調症では最も多いタイプで、妄想を主体とし、ときに幻聴タイプの幻覚を伴う状態のこと。情動障害、意欲障害、会話の障害、緊張病性障害はそれほど目立ちません。幻視、幻嗅、幻味などはきわめて稀にしかみられません。

妄想知覚

 何かを見、聞く知覚に、異常な意味づけを与える妄想のことで、たとえば、道を歩いていて灯が転倒しているのを見て、自分の位置を知らせる信号であるとか、自動車の警笛を聞いて、やくざが自分を殺そうとしているなどと何かを知覚してそれに触発されて抱かれる妄想をいいます。

妄想着想

 なんのきっかけもなく、突然、自分は狙われているとか、自分は宇宙人であると確信する妄想。

妄想追想

 過去になかったことを存在していたと確信する妄想。

や行

陽性症状

 幻覚、妄想、思考障害、緊張病症状など急性期に特徴的にみられる症状のこと。

ら行

離人症

 現実感喪失。自分が考える、感じる、知覚している、行動しているという自我意識の中での能動性意識、境界性意識が障害を受ける状態。自分で考えているような実感がわかない。自分の感情でないみたい、自分の体が別人みたいだ、自分が何かをしているという感じがない、自分が自分でないようだなどという訴えがなされます。統合失調症の部分症状としてみられることが少なくない。

恋愛妄想

 他人に愛されているという妄想のこと。タレントなど世間に名の知れた有名人に愛されているといった誇大的なものや、周りの人が対象になる場合など。

対象者に対し、頻繁に手紙を出したり、電話をしたり、ときにはストーカーまがいのことをしたり、恋愛感情にもとづいた行動を伴うことが多い。

妄想型統合失調症や躁病などでみられる。

ロールシャッハテスト

 投影法人格検査として最も信頼性が高く、現在の精神科心療で頻繁に使われている方法。

左右対称のインクのしみからなる図版10枚をみせ、それが何に見えるのかという答えや見えたものの形態、反応時間などを調べ、人格特徴、あるいは病的精神状態を判定する検査法。

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