恋愛妄想で近隣宅に侵入。統合失調症での請求事例
概要
- 障害種別
- 精神の障害
- 病 名
- 統合失調症
- 都道府県
- 東京都
- 認定等級
- 障害基礎2級
- 請求方法
- 5年遡求
- 次回更新
- 2年後
病歴・経緯・相談内容
当事務所にご依頼されるまでの経緯
出生生育に問題はなし。18歳の時に幻聴は独語、意味不明な言動が出現。急に自宅を飛び出し他宅へ侵入したところを警察に保護され、精神科を受診。
統合失調症と診断され、その後通院継続し、大学も卒業。
大学卒業後は就労はせず自宅で生活していたが、ある時、恋愛妄想が起こり近隣住宅に侵入し粗暴行為。
緊急措置入院となり治療を行うが寛解に至らず転院。請求者のご両親からの依頼で障害年金を請求することとなった。
請求方法・サポート内容
幻聴や妄想を主な症状とする統合失調症は比較的認定されやすい傾向にあります。
通院治療により、請求日時点ではこれらの症状は大分改善し、自閉・感情鈍麻・軽度の思考障害が主な症状とされ、診断書の内容は、助言や指導を行ってもできないが2項目、助言や指導があればできるが3項目、時に助言や指導を必要とするが2項目。日常生活能力の程度は(3
)精神障害を認め、家庭内での単純な日常生活はできるが、時に応じて援助が必要であるという内容でした。
日常生活能力だけをみれば、3級相当に該当するのではないかと思いますが、統合失調症の特性や病歴をきちんとまとめ病歴申立書を作成。
結果、障害認定日まで遡って障害の等級は2級と判断され、2級の障害基礎年金が支給されました。

仕事のせいにするわけではありませんが、いつも息子のことは妻に任せきりでした。
今回先生に作っていただいた病歴申立書を読み返してみると、改めて、これまでのことを思い出しますが私たちは息子に代わって病気を背負うことはできません。私たちにできることといえば、息子のそばで見守ってあげることくらいです。
しかし、それもいつまで出来るかわかりません。私たちがまだ動ける内に息子のために何かできないか。
そう考えた結果が今回の障害年金を請求することでした。
とはいっても、私たちにはどう請求を行ったらいいのかもわかりませんでしたし、実際に病歴申立書も書いてみようとしましたが、どのように書いたらいいのかも分からず先生には何から何まで本当にお世話になりました。
先生とはまた別の機会でもお付き合いできればと考えています。その際はどうぞよろしくお願い致します。