職場で突然錯乱状態に。統合失調症での請求事例
概要
- 障害種別
- 精神の障害
- 病 名
- 統合失調症
- 都道府県
- 東京都
- 認定等級
- 障害厚生2級
- 請求方法
- 5年遡求
- 次回更新
- 不明
病歴・経緯・相談内容
当事務所にご依頼されるまでの経緯
平成17年5月、いつもどおり会社に出勤し仕事をしていたところ、突然恐怖感に襲われ「生命の危険が迫っている!」と錯乱状態に陥る。
そのまま職場同僚より精神科に連れて行かれ受診。統合失調症と診断される。その後、しばらく休職するものの職場より復帰可能性がないと判断され退職。
平成20年半ば頃には症状軽快し、再び仕事に就くも、症状再燃し1年ほどで退職。以後継続的な就労が出来ず現在に至る。
夫のみの収入だけで生活していくには十分ではあったが、夫が稼いだお金を自分の治療費にあてることが申し訳ないという日々悩み続ける妻を見て夫が障害年金を請求することを決意。当事務所へご依頼いただいた。
請求方法・サポート内容
どうしようもないことなのかもしれませんが、「支えてもらうばかりで申し訳ない」と感じる方は決して少なくありません。
それが病状の悪化につながったりすることも十分に考えられます。
今回の請求は、自分を責めてばかりいる奥様の気持ちを少し和らげてあげたいというご主人の意向により請求を行うことになりました。
請求時点でのご本人の病態像は、陰性症状が目立ち、幻聴や妄想などの症状は落ち着いているとのことでしたが、発病から現在までに何度も繰り返し陽性症状が出現しており、それに伴って仕事も辞めざるをえなくなり職も転々とされています。
ご主人いわく、本人は頑張り屋でバリバリ働いていた時は誰よりも輝いていたと聞きます。
「どうしてこうなったんだろう」そんな気持ちになればなるほど焦りや不安でつい頑張ってしまう。それが逆に病状の悪化につながるというサイクルにつながっていたのかもしれません。
統合失調症での請求は他の精神疾患より認められやすい傾向があり(当事務所分析)、当事務所の役割はご本人の障害の状態を障害等級2級と認定していただくことでした。
診断書と病歴申立書を不備なく整備し請求を行ったところ、障害認定日まで遡って障害の状態は2級と判断され、2級の障害厚生年金が支給されることになりました。総額850万円ほどが本人に支給されます。

この度は、まことにお世話になりました。
本日を迎えるまで、ご尽力いただきありがとうございました。