自身で請求→不支給処分。会社在籍中に再請求→2級認定
概要
- 障害種別
- 精神の障害
- 病名
- 双極性障害
- 都道府県
- 宮城県
- 認定等級
- 障害基礎年金2級
- 請求方法
- 事後重症
- 特記事項
- 再請求 リウマチ
病歴・経緯・相談内容
当事務所にご依頼されるまでの経緯
20歳時に歯科医と結婚。その後歯科衛生士として勤務するも、職場や家庭内のストレスによりうつ状態となってしまい、30歳のときに離婚。夫側に子供の親権がわたり、それ以来、15年間一度たりとも子供と会われていない。
心療内科へは通院せず、その後、正看護師の免許を取得し、精神科病院にて就労。
42歳頃、リウマチの発症を契機に不眠や抑うつ気分などの症状が出現し、心療内科へ通院を開始。仕事もミスを連発するようになり、職場にいられなくなってしまい退職。
44歳頃、うつ病を理由に障害年金を自身で請求するも、障害等級に該当する程度とは認められず不支給となった。
それから5年間、病状が悪化するたびに転職を繰り返さなければならず、当事務所による代行請求を希望され来所。病歴申立書など作成し、当事務所で障害基礎年金を代理請求した。
結果、障害基礎年金2級に認定された。
請求方法・サポート内容
「自分がどれだけバリバリ働いても夫の半分以下も稼げない。」そんな劣等感を抱く女性の方は意外と多いものです。どんなに夫の収入が多くて経済的には何ら不自由のない生活がそこにあったとしても、人生が充実しているかどうかということとは別問題です。
離婚して15年というとても長い間、子供と会うことも叶わず、これまでとてもつらく苦しい毎日だったのではないかと思います。それでも、誰にも頼ることなく、ただひたすら働き続け、東北の震災の時には自分が味わった喪失体験以上につらく苦しい思いをされているという方々の助けになりたいと、現地の病院での勤務もされています。
立ち止まってしまうと、それまで目を背けていた苦しみが一気に襲ってくる。不安、恐怖、孤独感。それでも、そんなつらく苦しい感情に襲われながらも今日まで耐え続けてこられた相談者H様はとても強い女性だと私は思います。 働くことで、誰かの役に立つことで、なんとか自分を保とうとしていたのかもしれません。
代表日野が担当。私はそんなH様が決して他人事のようには思えず、なんとかこの方に障害年金が支給されるように代行をお引き受けいたしました。
以前、障害年金を請求されておられますが、その時の診断書の内容は、新たに作成していただいた診断書の内容とさほど変わりないものでした。請求者の障害の状態というものは、決して診断書だけでは判断できません。
病歴申立書を工夫しながら作成し、事後重症にて請求。
障害基礎年金2級に認定されました。

おかげで年金を受給できることになり、日野さんとKさんには心から感謝申し上げます。でも年金以上にありがたいと思っていることがあります。
それはこの度、日野さんとKさんに自分のことを語ることを通して、私は生まれて初めて自分の歩んできた道をすべてきちんと振り返ることができたと思っていることです。やりっぱなしで忘れていたことや、意識的に蓋をして閉じ込めていたことや色んなことが散らかっていましたが、日野さんとKさんにはすべて話すことが出来、これは治療に匹敵する行為だと感じました。そして、まとめていただいた申立書を読むと、反省すべきところがよく見えました。まずはここから、また、人生をやり直してみたいと思います。
お二人には言い尽くせない感謝の気持ちがあります。助けていただいて本当にありがとうございました。お二人のご健康と、これからの益々のご活躍をお祈りしています。まだまだたくさんのお二人の助けを必要としている方に手を差し伸べて差し上げてください。私はこれからもお二人の存在を支えに生きていきます。何かの折にはまたどうぞよろしくお願いいたします。メールでごめんなさい。