障害年金とは
障害年金の基本情報 | ||
---|---|---|
障害年金とは | 障害年金の金額 | 受給要件 |
請求方法 | 受給の流れ | 活用メリット |
これから、障害年金のことを初めてお知りになった方向けに、障害年金についてざっと説明をしていきます。専門用語はなるべく使わないよう、分かり易く説明していきます。細かいことについては、それぞれ詳細ページを設けておりますので、そちらもお読みになっていただけますと幸いです。
じゃ、早速だけど今日は初日ということで、まずは障害年金のことをしっかり理解してもらうために基本的なことを説明していくから、よーく覚えて早く一人前の社労士になって、たくさん活躍してくださいね。
障害年金制度について
障害年金とは
私たちが様々な生活上のリスクに遭遇してしまったようなとき、例えば、ご病気や怪我などです。
人は、労働によって得たお給料や預貯金等で、自分や家族の生活をまかなっていますが、ひとたびこうしたリスクに遭遇すると、資産の形成が難しくなってしまいます。
特に病気やケガが重症化してしまうと一定の収入が保障されなければ不安定な生活を余儀なくされます。
長期に及ぶ医療費の支出や障害をカバーするために必要な出費もあり、生活を維持するために無理に働いて体調を崩し病気が悪化することもあります。
障害年金とはこうしたリスクに対応する保険(所得保障)システムのことを言い、「国民年金や厚生年金・旧共済年金の加入者が、その加入中に生じた病気やケガ等により、十分に働けなくなってしまった場合に受けとることができる公的な保険給付」のことを言います。
障害年金は、国籍、職業、性別などを問わず、要件さえ満たせばどなたでも請求することが可能です。
現金な話だけど、今まで1番役に立った支援は障害年金です。
発達障害の人は何かとお金がかかる。
例)視覚過敏だとサングラスや暖色照明、遮光カーテンなど、感覚過敏(特性)対策は自腹で補助がない。お金のない当事者は本当に多い。命を削って生活している人もいる。
障害年金のハードル高すぎ問題。— まどり@ASD (@madori_hanai) 2019年11月4日
受給要件について
障害年金は3つの受給要件を満たして初めて受給することができます。
- 国民年金あるいは厚生(共済)年金の被保険者である間に、障害の原因となった病気やけがの初診日があり、その初診日を証明できること。
- 障害の状態が、障害認定日または請求日に障害等級表に定める1級または2級(障害厚生年金の場合は1級から3級)に該当していること。
- 保険料の納付要件を満たしている(障害共済年金期間中に初診日がある方、20歳より前に初診日がある場合は問われない)こと。
受給要件についての詳しい解説▼
障害年金申請する前に絶対することは
【受給要件の確認】
私はそう思ってます。
診断書云々とか「私通ると思いますか?」はそのあと!
— ちどり (@chidori_bpq) 2019年11月8日
受給できる金額について
国民年金から支給される障害年金を「障害基礎年金」、厚生年金から支給される障害年金を「障害厚生年金」、そして、共済年金から支給される障害年金を「障害共済年金」といい、初診日にどの年金制度に加入していたかによって、支給される年金の種類が異なります。
障害基礎年金の金額
国民年金加入中に初診日がある方は、障害基礎年金を請求することになります。
令和元(2019)年度における障害基礎年金の金額は定額で、2級の障害については780,100円で、1級の障害については975,125円です。
障害等級 | 金額 |
---|---|
1級 | 975,125円 |
2級 | 780,100円 |
障害基礎年金の受給権を取得した時点で、受給権者により生計を維持されている18歳に達する日以後
最初の3月31日までにある子、または、20歳未満で障害等級の1級または2級の障害の状態にある20歳未満の子がいるときは一定額が加算されます。
障害年金の基本額/加算額について▼
障害厚生年金の金額
厚生年金加入中に初診日がある方は、障害厚生年金を請求することになります。
障害厚生年金の金額は、2級または3級の障害については報酬比例の年金額で、1級の障害については報酬比例の年金額の1.25倍の額となります。3級の障害厚生年金には585,100円の最低保障額が設けられています。
また、1級あるいは2級の障害厚生年金の受給権を取得した当時、受給権者により生計を維持されている配偶者があるときは配偶者加給年金額が加算されます。
生計維持の基準についてはこちらを確認▼
障害年金の支給日/支給月について
偶数月の15日に前2か月分が支給されます。例えば、4月・5月分の年金は6月分に支給されます。
遡求分については、年金証書に記載された厚生労働大臣による決定があった日から50日後が属する月の15日に一括で振り込まれます。なお、遡求分の支払いが発生する場合には、年金証書が届いた翌月に年金支払通知書という書類が届きます。実際に振り込まれる金額についてはそちらに記載されています。
先程、初めての
障害年金の
年金支払通知書が届いた🙌やっと苦労が報われたかな?
少しでは、あるが助かります。
後は、オヤジの頭と身体の
寛解を目指して生きて行きたいと思ってます。
個人的な小さな幸せを呟きさせていただきました。☺️☺️☺️☺️☺️
— 🚖🚘Goroオヤジ (@BByQKliH7vrp8Gp) 2018年8月10日
請求方法
障害年金の請求方法には、初診日から1年6か月後に請求する「障害認定日請求」、障害認定日には障害状態が重くなかったが、その後重症化したとして請求する「事後重症請求」、20歳より前に初診日がある場合の「20歳前請求」など、いくつか請求方法があります。請求の仕方によって提出書類の内容や、受給できる額や時期が異なります。
まとめ
障害年金は、上記で説明しました通り、病気やけがによって生活に支障(障害)が生じた場合に受け取ることができる年金です。若い世代の方にも支給され、働きながら受け取ることができる可能性もあります。制度自体が知られていないことも多く、また、手続きの煩雑さから敬遠されがちな障害年金ですが、受給することができればきっとあなたの負担も軽くなります。気持ちにも少し余裕が出てきますよ。
じゃ、私と彼女は先に行ってるから、ボス(代表)は戸締りよろしくね。
おーい待ってくれぇぇぇ〜…タタタッ
障害年金の基本情報 | ||
---|---|---|
障害年金とは | 障害年金の金額 | 受給要件 |
請求方法 | 受給の流れ | 活用メリット |